NPO「金融イノベーション会議」の第5回総会・シンポジウムが、都内のホテルでありました。
福井さん(現日銀総裁)、竹中さん(現総務大臣)、木村剛さん(KFI代表・日本振興銀行会長)などが、金融危機の5年前に「民間の立場から金融行政に物申す」とのスタンスで、金融制度と市場の整備を目的に設立し、全国の銀行などの意見を代弁する役割を担ってきました。
(当時は皆シンクタンクや大学教授の民間人だった。まさかその後、逆の立場になるとは・・・)
私も、「金融フォーラム」のメンバーに参加させていただき、各大手新聞社の金融担当の論説委員・編集委員、ビジネス誌の編集長と一緒に、マスコミからのオピニオンを提案したり、勉強させていただいたりしてきました。
ここで培った人脈や、刺激を受けたことは非常に有意義でした。どん底から、なんとか光明を見出せるようになった日本の金融のダイナミックな転換期に、当事者の動きを目の当たりにできたことも、大変面白い経験でした。
(国有化するりそな銀行の会長を誰にするんだ?官僚出身反対!など、ときにスレスレの議論も楽しかった。大手銀行を批判していた木村さんは、自分で銀行を作っちゃうし)
とりあえず5年間の時限組織だったので、来春からは新たな組織になりそうです。
会員は誰でも個人でもなれるので、金融庁にいちゃもんつけたい方、金融行政に興味がある方はどうぞ。