効果が見える
クリッピング会社を使う
プレゼントキャンペーンを行うメリットのひとつとして考えられるのが、掲載の効果が見えるという点です。
単なる新製品発表のリリースでは、どれぐらいの媒体に紹介されたのかがつかめません。それを把握するためには、様々な雑誌や新聞の記事をクリッピングするサービスを行っているクリッピング会社に依頼するのが一番手っ取り早いでしょう。
しかし、クリッピング会社といえども、国内で発行されている全ての媒体をチェックしているわけではありません。
1000誌以上の雑誌をチェックしているとはいうものの、それでもミニコミ誌やフリーペーパーなどはほとんどチェックされていませんし、会員誌など店頭で販売されていない雑誌、あるいは発行部数が1万部を下回るような雑誌ですと、全国で発売されている雑誌であってもクリッピング会社ではチェックしていないようです。
「それでは掲載に向けてアプローチする際に、クリッピング会社がチェックしている媒体のみに対してアプローチすればいいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それでは本末転倒でしょう。
クリッピング会社がチェックしているのは社会一般が重要視している媒体であって、必ずしもあなたの会社がターゲットとしている読者を持つ媒体であるとは限りません。
やはり、せっかく媒体に対してアプローチするのであれば、あなたの会社がターゲットとしている読者を持つ媒体にあたらなければ意味はないでしょうし、そのターゲットに情報が発信されたかどうかを極力確認したいものです。
しかし、市販されていない雑誌などは入手するのもままならないのが現実です。
効果が見える
ところが、プレゼントキャンペーンの場合、たとえば応募先を「○○プレゼント△△係」と△△の部分に媒体名を入れるようにしておけば、応募葉書を見ることでどの雑誌に掲載されたかが分かります。
それだけでなくどの雑誌の読者から多く葉書が寄せられたかもチェックできますから、あなたの会社の製品やサービスがどんな媒体の読者から興味を持たれたかも把握できるわけです。
当然、発行部数が多い媒体からはより多くの応募があるでしょうし、カラーや大きなスペースで紹介されていれば、それだけ応募者の数も増えるのが一般的です。
しかし、時にはモノクロでしかも小さなスペースでの紹介であったにもかかわらず、数多くの応募が寄せられたり、発行部数はそれほど多くないのに、他誌と比べると応募数が多かったりということが、稀ではありますがおこります。
その原因は何かを考えると、自社製品であるにもかかわらず、予想していなかったその製品の特徴や使い方が見えてきたりするのです。
逆にいえばプレゼントキャンペーンは、掲載されて商品を提供すればそれで終わりではありません。応募葉書がマーケティングのために重要なデータにもなるのです。
そういう意味では、確実に掲載の効果が見えるPR手法ということもできます。
もちろん、中には応募マニアといった賞品そのものには興味はないが、賞品を獲得することだけを楽しみにする人や、獲得した賞品を転売することを目的に応募する人などもいますし、そのような人になると一人で何通も応募したり、家族全員の名前(中には幼児の名前を使ってまで)応募したりと、そのままデータとしては使えない場合もありますが、それでもある程度の傾向は見えてくるはずです。