NPO「金融イノベーション会議」第5回総会シンポジウムの続きです。
理事でもある、日本総研・翁百合さんの講演がありました。
「景気の回復により企業部門の3つの過剰(雇用・設備・債務)は解消へ。
それを受けて、銀行の収益も回復基調に。銀行数も大きく減った。
とはいえ、企業のキャッシュフローが潤沢になったため、銀行の役割も変わり、どう運用するかのアドバイス業務が求められている。M&Aはさらに活発になるだろう。
また、規制緩和に伴い、投資サービス法の審議をしている。銀行代理店制度は身近な金融商品のデリバリーとして、各種のビジネスモデルが期待できそう。
アメリカは銀行数が減っても、支店数は増えた。無人ATMばかりでは不便だ」などの内容でした。
政府系金融機関は1つになることになりましたが、同様の金融業務をする独立行政法人はまだ10以上もあります。
公的金融の改革はまだまだ、といった感じですね。
日本総研
日本総合研究所は、システムインテグレーション・コンサルティング・シンクタンクの3つの機能を有する総合情報サービス企業です。