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JR東海の広報 その2

JR東海の広報

JRの広報についてのレクチャー


リニアに乗ったとき、同時にJR東海の広報室長から、JRの広報についてのレクチャーを受けた。

一般の大企業では、宣伝と広報は別々に部署を分けているのが一般的だが、ここは両方とも広報が担当している。
つまり「いい日旅立ち」「BE AMBITIOUS JAPAN]などのTVコマーシャルも広報が手がけているという。

ほかのJR各社との連絡も密にしているそうだ。
マスコミ対応にしても、一般の企業の場合、経済部やビジネス誌などが取材対象になるが、JRの場合、ずっと社会部、事件関係の部署が多かった。

私の経験でも、日経の名古屋支社にいたとき、JR東海の担当記者は社会部班だった。
列車の運行の遅れ、休止などダイヤの乱れを、道路や飛行機と同じ交通情報として、ニュースが伝えることが中心のためだろう。
事故がおきると、今回のJR西日本・福知山線のように、惨事になりがち、つまり経済記者では対応できない、という理由もあるだろう。

とはいえ、最近、やっと「レジャー産業」の1つとして、経済畑とのつきあいも増えているようだ。企業としては、売り上げを伸ばすため、ビジネスとして捕らえてほしいと思うだろうが、公共輸送の側面から、マスコミはなかなかそうはいかない、とうことか。

ちなみに、JRの場合、本社・支社のなかに、記者クラブがある。「ときわクラブ」という。
NTTやトヨタ、電力会社も、その会社の負担で、記者クラブが設置されている。
公共的で、影響の大きい大企業だから、というので、企業がサービスしているわけだが、もうそろそろやめてもいいのでは?

JR東海の広報 その1
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