300万人が登録
アメリカから入ってきたインターネットサービスの1つであるSNSは、会員制のコミュニティ型HPのことで、
・既存の参加者からの招待がないと参加できない
・利用者は、プロフィールを公表した上で交流する
といった特徴があり、実名性が高く、安心かつ信頼性の高いコミュニティが形成される、といわれています。
当初は2004年に、就職支援の1サービスとして始まった「MIXI」ですが、20代でまず火がつき、30代以降にも趣味や特定の仕事の仲間を探すツールとして広がり、いまや、300万人以上の参加者、60万以上のコミュニティ(サークルのこと)、1日1億PVという、圧倒的な規模に成長しました。
急成長の理由
ここまで急成長した理由としては、
会員同士のコミュニケーションを活性化するための豊富な機能が提供されている。
・自分のプロフィールや写真を公開
・メールのやり取りができる
・自分の日記を書いたり、他人の日記を読んでコメントを加えられる
・趣味や出身地、現住所、スポーツなどについて、誰でもコミュニテ
ィ(サークル)を立ち上げることができ、誰でも好きなコミュニテ
ィに参加できる
・友人を紹介して会員にすることができる
などがあげられます。
ネット上の口コミで、どんどん広がっていきました。
MIXIの意外な利用法とは
わたしは昨年の6月に登録し、「神楽坂食べ歩きの会」というコミュニティを立ち上げてみました。
最初は全然人が集まらなかったのですが、そのうち雑誌やテレビの特集で神楽坂が話題になったこともあって、参加者が増え始め、現在554人います。
毎月1回オフ会(実際に参加者が集う会)を開催し、これまで、アンコウ鍋、ユニークな中華、おしゃれなバーなどへ出かけています。
これはまったくの趣味なのですが、今回弊社で求人をすることになり、初めて仕事で利用してみました。
さまざまな求人方法を試みたのですが、なかなかよい人材がみつからなかったのです。
遊びで皆が参加しているMIXIで集まるのかしらん?と半信半疑だったのですが、費用がかかるわけでもないので、PR関係のコミュニティをいくつか発見し、そこに「PR経験のある方募集!」という投稿をしてみたのです。
するとどうでしょう!
投稿して30分もたたないうちに、応募のメールが舞い込み始め、1時間のうちに6人、1晩のうちに20人近くも応募がありました。(今でも募集中です。ご希望の方は、info@limited1.jpまでどうぞ)
まさか?ジョークで応募しているのでは?と思いつつ、経歴などをメールで聞いてみると、きちんとした返事が返ってきて、それなりの経験者がたくさんいらっしゃいました。
現在、そのうちの数人と面接を行っています。
実際に採用や仕事の依頼をする方ができそうな勢いです。
SNSの可能性
この経験に驚いて、いろいろ調べてみると、SNSのシステム提供はついに無料サービスまで登場していました。
つまり、自社で囲い込みたい見込み客がいる場合、そのターゲットをSNSに誘致し、コミュニティのなかで情報を提供し、参加者を増やして話題を盛り上げ、実際に購買行動に結びつけることが、無料でできるようになるわけです。
すでにブログでは、商品キャンペーンに利用する企業が出てきていますが、今後はブログとSNSの連動によって、新商品や新規開店などの盛り上げに活用ができそうです。
総務省のブログ・SNSの現状分析及び将来予測によると、2007年3月末にはそれぞれ約1,042万人、約751万人に達すると予測しています。おそらくもっといくでしょう。
SNSは、MIXIの他にも、「GREE」などがあり、ハーバード大学、東大、九州の地方自治体などでも個別にSNSを立ち上げています。
今後、もっともっと増えていくでしょう。
自社のPRならどう活用するか、一度考えてみてもいいかも知れません。弊社でも、PRサービスのひとつとして、早急に商品化をしていきます。