社長コラム

サッカー・ワールドカップ その2

ドイツの知人から

現地ドイツで取材している知人からメールがきたので、ご紹介します。
「今日はベルリンです。
こちらはかなり暑い日が続いています。日本と違って「乾いた暑さ」なので、喉をやられすいですね。
飴をずっとなめています。
こちらの雰囲気ですが、正直なところオーストラリアに負けた時点で「終わった」という雰囲気でした・・・。
メディアの中では『妥当な結果』というのが正直な評価でしょうか。

テレビやスポーツ新聞はどうしても煽らないと番組や記事にならないので、実際に記者が現場で言っている事と、露出する記事が食い違っていることがほとんどですね。
現場で2年前から言われていた事が、結局現実になった、というか。。。」
(うーむ、いじらしい、見苦しいくらいのテレビの騒ぎ方は、やはり、こんなウラがあったのですね。マスコミって・・・)

ブラジルに学ぶ、メリハリのあるPR

ブラジルチームの攻撃を見ていると、だいたいの時間はぼんやりパスまわしなどしていますが、いざチャンスとなったときの集中力がすごいですね。
ロナウド、アドリアーノの破壊力も、爆発的に発揮されるから効果的な気がします。
日本チームにもよく集中!集中!といいますが、ふだんから妙に緊張しすぎていて、いざというとき(ゴール前とかで)、空振りに終わるパターンが多いような気がします。
メリハリがついていないというか。チャンスになっても順番にパスを回すので、先が読まれてしまうというか。
PRにも同じことがいえるかもしれません。
新商品でも、いったん火がつきそうだ、と判断したら、一気にたたみかけ、予算と人を集中してPRをして、さらにその火を大きな炎に燃え上がらせる。
ときとして、常識はずれかもしれないイベントなど話題集めを仕掛けてみる。
どどどどどどっ、となだれ込むような勢いが大切だと思います。
逆に、ふだんから針小棒大で、あれもこれもと声高に主張ばかりしていると、どれが重要なのかわかりにくく、本当に売り込みたいものまで埋没しかねません。
また、セコセコした小さなPRばかりでも、またか、と相手にされないでしょう。
スポーツでいう「タメをつくる」、チャンスにたたみかける。
負けてしまったブラジル戦ですが、少し学ぶこともありました。
(ワールドカップは、まだ続きます。優勝はアルゼンチン?イングランド?ブラジル?
世界レベルのテクニックを楽しむことに、興味を切り替えよっと・・・)

サッカー・ワールドカップ その1
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