PRキーマンとの出会い

南原竜樹氏(オートトレーディングルフトジャパン社長)

「地獄を見たマネーの虎・南原竜樹氏」

以前人気のあった、テレビ番組で「マネーの虎」というのがありました。
起業を志す若者のプレゼンテーションに、功なり名を遂げた経営者が耳を傾け、利益を上げられそうだ、と判断すると、その場で現金をプレゼントする、という内容でした。
今日、その経営者の1人、南原竜樹氏にお会いしました。

「マネーの虎」

東京・品川のオフィスを訪ねると、坊主頭の南原社長が登場。
「今回はモンゴル、シンガポールとまわってきました。
飛行機の中で、株式投資をしていましたよ」
同じ愛知県出身、私も最近モンゴルにいったこともあって、共通の話題で盛り上がりました。正直、テレビのイメージでは、クールな印象があったのですが、実際はかなりソフトで謙虚な感じを受けました。

栄光と挫折

南原社長は、学生時代から好きな車関係の商売をはじめ、ローバーやロータスなどの輸入車販売で大きく会社を成長させました。
しかし、05年の英ローバー社の破綻によって、事業が挫折。
実質的な解体に追い込まれました。ピーク時、250人いた社員が3人まで減りました。
「あとちょっとでゴール(株式上場)というところまできて、また振り出しに戻ってしまった・・・」

復活なるか?

現在は社員6人で、別の車種、高級ヨットなどの輸入販売をしながら、雑誌インタビューを受けたり講演活動などをしているそうです。個人投資家としても、相当な手腕のよう。
「情報起業、インターネット広告などのビジネスをみていると、実業より簡単そうで憧れを感じないわけではないが、やはり本業は車でありたい」と、乗り物好きは変わらないようです。
私の知人で、90年代半ばにIT企業の先駆けをした、板倉雄一郎氏がいます。
「社長失格」著者。技術を買いに来たビルゲイツと喧嘩して、会社をつぶし、いまはベンチャーキャピタル、起業塾などをしています。
彼をふと思い出しました。
南原氏もまだ40代前半。一度は地獄をみた男が、これからどんな復活劇をみせてくれるのか?楽しみにウオッチしていきたいと思います。

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