PRノウハウハウツー

プレスリリースの書き方 その3

5W2H。枕詞を

5W2Hがプレスリリースの基本

ではマスコミに興味をもってもらうための差別化とは、どのようなことでしょうか。
事実を伝えるには「5W1H」を、とはよく聞く話ですが、プレスリリースの場合、Why(なぜ)、What(何を)、Who(誰が)、Where(どこで)、When(いつ)そしてHow(どのようにして)の5W1Hに、How much(いくら)をあわせた「5W2H」が、必要最低限とされています。
ただ、前回もお話したように、5W1Hだけが書いてあればいいわけではありません。
「あ、そうなんだ」といった発見や驚き、あるいは「どうして」といった疑問を呼び起こしてこそ、ニュース性があるのです。興味を持たせる、もっと知りたいと思わせる必要があります。
記者や編集者というのは、情報を商売のネタにしている人たちですから、いわば好奇心や探求心の塊。
一般の人たちより、ずっと感度が高くなっています。
そのような人たちが関心を示す書き方を心がけましょう。

WHO(誰が?)・・・あなたの会社はどんな会社?

ここからは、記者や編集者が興味を示すプレスリリースとはどのようなものか、5W2Hについて考えてみましょう。
まずWHO(誰が)について。
いうまでもなく、WHOにあたるのは、株式会社A社というような社名です。
しかし、株式会社A社と書いたところで、トヨタやソニーではない場合、あなたの会社がどのような会社か理解できる人は、ほとんどいないと思ってください。
この自覚がスタートです。
ではどうするか?
「枕詞(マクラコトバ)」を使いましょう。
株式会社A社でなく、「○○を主力製品として製造している株式会社A社」とすれば、業界紙の記者でなくともあなたの会社がどのような会社であるかが分かります。
さらに、このような書き方をしておけば、A社が「新規事業としてサービス事業を立ち上げる」といったニュースを流す場合に、「おっ、新しいな」と記者にインパクトを与えることもできます。
そしてこのインパクトこそ、記事として取り上げられる第一歩なのです。
ですから、あなたの会社が何を主力事業として行っているのか、Whoの項目で書くことをおすすめします。

枕詞を探す、作る

会社を説明する部分をできるだけ簡潔に書くことも、ポイントのひとつです。
さらに、この部分にたとえば「リゾート再生事業を行っている」とか「食玩のフィギュア製造を行っている」というような、最近話題になった言葉などが入っていれば注目率は一段とアップします。(こじつけはだめ)
流行に限らず、言葉を捜してみる、場合によって生み出してしまうのもありです。
たとえば、ある食品会社が「アクセントフード」という言葉を用いていました。メインディッシュにはならない食材、つまり「酒のつまみや付け合わせなどを扱っている」という意味ですが、うまい言い方だと思います。
的確に会社を示すことばを考え、その言葉をプレスリリースで枕詞として使うことにより、徐々にマスコミのあなたの会社に対する認識が高くなり、理解も深まって、記事として紹介される可能性も高くなっていくはずです。

発売日などはできるだけ明記

新製品発売のリリースを書く場合には、「○月○日から発売します」と、極力発売日を明記しましょう。
どのメディアであっても、原稿の締め切り日時というものがあり、発行時期というものがあります。
リリースを見て、採用するかどうかを考えるとき、担当者は「これは今のせるべきか?」を必ず検討します。
発売日が書いてあれば、「次の号にまわしても大丈夫」とか、「無理にでも今回乗せよう」とか、手を打てます。
しかしこれがないと、「いつでもいいんだ」「もう他で掲載されているかも」といった気持ちになり、後回し(マスコミでは、ボツという)になりがちです。
マスコミ人は気が短い、と覚えてください。
万が一、発売日がプレスリリースを出す際には決定できない場合には、「9月頃」というような書き方は極力避け、たとえば「8月下旬」とか「9月上旬」というように、できるだけ限定した形で発売日を書くようにしましょう。

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