前回は、最近話題のポッドキャスティングのお話をしました。
「インターネット上の、聞き逃すことのないラジオ番組」で、個人でも簡単に作れるので、メルマガやブログのように、普及するかも、などのお話をしました。
誰がいつ聞いているの?
まだまだ英会話や趣味の番組が多いのですが、少しずつビジネス系番組も登場してきています。まわりの知人・友人に聞いて回ってみました。
主な聴取者は、20代後半から40代前半の、向上心あるホワイトカラー、就職活動をしている学生たちのようです。夜に自宅でダウンロードして、通勤・通学の途中で聞いているといいます。
「満員電車なので、新聞や雑誌は読めないけれど、iPODなら聞けるから」
「目で読むより、耳から入る情報のほうが印象に残る気がする」
「ただ音楽を聴いているより、有効に時間を使って勉強できる」
などの感想が返ってきました。
人気番組は?
いくつか人気の番組も現れているようです。紹介しましょう。
「日経ビジネスオンライン」
日経ビジネスの編集長が、ネタ選び、なぜそのネタを取り上げたか、取材の苦労話、取材先のこぼれ話、記事には書けなかったこと、など、雑誌の裏話を話します。
「記事と一緒に読むと、深みがあって、さらに理解できる」との評。
「伊藤洋一のROUND UP WORLD NOW!」
メディアでお馴染みの経済評論家が、女性アシスタントを相手に、経済時評を繰り広げます。ご本人にお会いしたこともありますが、とにかくよくしゃべる。かなり一方的に(笑)
もともとラジオの経験が長い方なので、空白時間を作らずに、しゃべり続ける技術をお持ちです。内容は彼のラジオ番組と同じ。
「聴く日経」
日経新聞のダイジェスト版です。主なニュースのヘッドラインを男女二人のアナウンサーが読み上げていきます。毎日更新。読売新聞、TBS、フジテレビなども、同様の番組があります。
「HONDA PODLINE」
映像付き。春のセールスランキングなど。隔週更新。さすが広告上手の自動車メーカーだけあって、格好良く盛り上げ方、演出に相当力を入れています。予算も?
「すずりょうの(ビジネスの超ヒント!)」
ビジネスプロデユーサーの鈴木さんが、泉田式というマーケティング手法を駆使しながら、聴取者参加型で、身近なところに潜む、ビジネスのヒントを発見し解説します。
個人によるビジネス系番組の先駆けで、多数のメディアにも取り上げられています。
メルマガ、SNS、ブログとの違い
さまざまなネットメディアがどんどん出てきていますが、それらと簡単に特徴を比較してみましょう。
メルマガ=ながら読みが多い。理解に時間がかかる。保存できるブログ=特定の深堀りした話題が面白い。言いっぱなしで匿名性あり。炎上の恐れ。
SNS=半閉鎖的。自己紹介前提なので、責任が少しある。議論ができる。
ポッドキャスティング=集中して聞くので、理解が早い。更新され消える(保存しても容量に限界)。広く薄くが中心。
こんな感じでしょうか。
それぞれの特徴を生かして、有効に関連づけたいですね。
弊社で作れるのは、メルマガとブログですが、ポッドキャスティングも番組を正式に立ち上げていこうと考えています。SNS(PR関連)も年内を予定しています。