投資信託「さわかみファンド」を運営していらっしゃるさわかみ投信・澤上篤人社長のお話をうかがいました。
さわかみファンドを立ち上げられたばかりの2000年に、初めてお会いしました。
「自宅に4番抵当まで入っているんです。失敗すれば後ろがない。
しかしこれからは長期投資が絶対必要なんです」と決意されていました。
あれから5年。今では運用額1000億円を超える堂々たるファンドに成長を遂げられました。
さわかみさんの口癖は、「われわれ長期投資家は、・・・」。
流行や宣伝に惑わされずに、長い目でみた円資産の極大化を目標とし、個人投資家の味方でありたい、という強い信念は変わらず、意気軒高でした。
私はかつて著書「投資信託を買う前に」(文春新書)で、こう書きました。
「アメリカと違って、証券会社主導で日本の投信は発達してきた。
もしさわかみ投信のような独立系ファンドが多数登場し、育っていくようであれば、そのとき日本の投資市場は成熟したといえるだろう」
さらなる成功と、次に続くファンドに期待したいものです。
さわかみ投信株式会社
投資信託・長期投資・資産運用のための「さわかみファンド」を運用・販売するさわかみ投信です。